W I M

  

   

2001.4.20 カザルスホールでの映像 / 実はWong Wing TsanのWeb上のもの

・・・ほとんどイントロだけですが・・・

 

トリオアルバム「WIM」リリース

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99' 5/21 「W I M 」コンサート

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Wong Wing Tsan ‥ウォン・ウィン・ツァン

 ピアニスト。ヒーリングミュージシャンシーンでは知られた名だ。彼は精神的な土台をいわゆる「瞑想」の世界に置いている。僕がクリスチャンだと言った場合、突き詰めれば彼と僕、双方の「土台」は相当に離れたものなのかも知れない。

 ベースの森泰人(ヤスヒト)は現在スェーデン在住。夫人はスェーデン人で、名実共にスェーデン人として生活している。スェーデンで、またヨーロッパで幅広くジャズベーシストとして活動している。彼はクリスチャンではないが、聖書的な価値観を持つ文化圏で生活している。

 三人の、その立っているところは相当に違うかも知れない。実は我ら三人組、20代の頃「江夏健二トリオ」として活動していたことがある。そう、WONGと「ドラマー市原康の歩み」の中に登場する江夏は同一人物である。三人は今まで全くと言っていいほど異なる道を歩んできた。そして1998年の11月、ほぼ20年ぶりにトリオとして再会したのである。

 声をかけたのはWongだった。瞑想の世界を歩む中で何を考えたか、このメンバーでトリオをやりたくなったというのだ。98年の初夏にその話があり、会ったのが11月。そしていきなり三日間のレコーディングをする。彼の自宅での生音勝負のレコーディングだ。

 その結果は非常に期待できるものだった。20年の間に互いが成長し、それを味わった三日間だった。Wongも森も、当時僕が感じていたものとは全く違う感性の繊細さに僕は目を見張った。レコーディングは音も良い。ただWongはそれをアルバムにしようとはしなかった。翌年の春にもっとじっくり腰を据えてレコーディングをしたいと言うのだ。

 99年5月21の中野ゼロホールでのコンサートは、レコーディングの直後である。そしてこのゼロホールでも録音をしたい意向であるらしい。

 これを書いているのは99年4月。僕もこのレコーディングを楽しみにしている。

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