ベルギーはブルージュから車で港町オステンドを経由して北の方からパリに入った。

　環状線から内側へ入るのに何回道を間違えたことか・・・。しかもフランスは信号が全然わからない。目の前にある信号を漠然と見ていると青と赤が同時にあったりする・・。ハイウエイからいきなり市街地に入り・・・これには参った。

　そんな調子でいきなり凱旋門の信号のない巨大な円形の十二叉路に入ったのだからたまらない。あそこから抜けられなくて6周も回ったという話は聞いていた。幸いそのときは比較的すいていて、あっという間に通り過ぎたのだが・・・、逆に車が空いていると路面がよく見える・・・。驚いたのなんのって・・・、あのバカッ広い丸い道・・・車線の「線」が一本も書いてないのである。ただのだだっ広い広場に見えるのである。

　その驚きの奇声を発してハンドルを握っている私に、助手席のWongは真剣な口調で「落ちついてっ、落ちついてっ」を連発していた。

　そう、写真はそのパリの象徴とも言うべき・・実はエッフェル塔には行かなかった・・ノートルダム寺院。

　このデザイン・・といったらいいのか・・にも驚嘆した。ブルージュの聖ワルブルガ教会にも驚いたが、このノートルダム寺院・・・、今時のSF映画に出てくる要塞のようだ。

　だから何？といわれても困るが、この建物ひとつにしても、もう少しゆっくりじっくり見たかったなぁ。