手元の雑誌にはベルギーを称して「1500年の歴史が息づく"西欧の十字路"」とある。まさにこのグランプラスの広場はそこにいる者を一気に500年前の過去に引き戻してくれる。

　12世紀の領主フランドル伯の時代からこの街の政治と経済の中心となった広場・・だそうだ。

　グラン・プラスに着いたのはすでに夕刻。同行したWongの写真を何気なく撮って、あとでその背景をトリミングしてみてびっくりした。

　なんて美しい建物だったんだろう。そこにいたときには夕刻ということもあって気が付かなかった。

　辺りがすっかり暗くなるとこの広場ごとライトアップされて「ライティングショー」のようなイベントも行われていた。おそらくこれは日常的なものだと思う。観光客へのサービスだ。

　このギルドハウス・・17-8世紀の商人の栄華を象徴するものだとか。なんだ金持ちのやったことかと思うとなんとも思わない・・はずなのだが・・やっぱりこれは・・美しい。